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ハゲ薄毛改善に有効な治療法まとめました【その1】

eggtomo

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20代で薄毛に悩み始め,25歳になり,AGAスキンクリニックにてAGA治療を開始しました。現在はある程度髪の毛が生えてきて,自分に自信が持てるようになりました。

 

ハゲ薄毛改善で「これホントに根拠ある治療かな」って思うときありませんか?笑

 

そんな方に日本皮膚科学会から発表されている「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」を紹介します。

このガイドラインでは論文や試験,研究をもとに様々なAGA治療の推奨度(治療の有効性)を(A,B,C1,C2,D)の5段間で分類しています。

もともと第1版のガイドラインが2010年に発表されていますが,新たな治療法や女性の薄毛(FAGA)に対する研究も進み,2017年に改訂されています。

結論を先に言うとハゲ薄毛改善でB(勧める)以上の評価を受けたaga治療法は以下のとおりです

aga治療内容 推奨度
フィナステリド内服 A(男性のみ)(強く勧める)
デュタステリド内服 A(男性のみ)(強く勧める)
ミノキシジル外用 A(男女ともに)(強く勧める)
植毛 B(自毛植毛で男性のみ)(勧める)
LEDおよび低出力レーザー B(男女ともに)(勧める)
アデノシン外用 B(男性のみ)(勧める)

↓でaga治療それぞれの詳細をまとめてみました

ガイドラインに記載された治療法が多かったので筆者の記事を【その1】と【その2】に分けています。

↓私のAGA治療結果もよければご覧ください↓

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私は2019年9月からAGAスキンクリニックに通院しています。薄毛ハゲ改善の体験談を話したいと思います。写

1.ガイドライン作成の背景と目的

そもそもこのガイドラインをなぜ作られたのか?

こう書かれています。

近年,男性型脱毛症の病態解明が進むとともに有効な外用,内服の治療薬が開発され,皮膚科診療においても積極的に使用されるようになってきた.しかし,それでもなお皮膚科医の立場からは無効といえる科学的根拠に基づかない民間療法が社会的に横行し,無効な治療法を漫然と続ける患者も少なくなかった。

2010 年の男性型脱毛症診療ガイドラインにより,科学的根拠に基づいた情報を選び出し,医師,患者双方にとって標準的治療法を提示することで,本邦における男性型脱毛症診療水準を向上するという当初の目的・・・

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

要するに

「間違ったハゲ薄毛治療をしている人が多いので,科学的根拠のある治療法を示して,ハゲているみなさんの役に立ちたい」

といった感じです。

ガイドライン作成が2010年なので2010年より前は科学的根拠に基づかないハゲ薄毛治療がたくさんあったんですかね。どんなものか気になります笑

私がハゲ薄毛を気にし始めた2014年頃はある程度治療法が確立していたので,科学的根拠に基づかない治療法って想像もつかないですね~

 

「間違ったハゲ薄毛治療をしている人が多いので,科学的根拠のある治療法を示して,ハゲているみなさんの役に立ちたい」というガイドライン作成の背景・目的

 

2.推奨度(治療法の有効性)の分類

治療法の有効性は以下のように5段階で分類されています。

A  行うよう強く勧める
B  行うよう勧める
C1  行ってもよい
C2 行わないほうがよい
D 行うべきではない

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

C2は有用な根拠がない・無効であることを示す根拠があるといったものです。

Dは無効あるいは有害であることを示す根拠があるといったものです。

 

推奨度AやBの治療は期待できますね

 

3.疾患概念(AGAとは?)

 男性型脱毛症とは,毛周期を繰り返す過程で成長期が短くなり,休止期にとどまる毛包が多くなることを病態の基盤とし,臨床的には前頭部や頭頂部の頭髪が,軟毛化して細く短くなり,最終的には頭髪が皮表に現れなくなる現象である。
 日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約30%と報告されている。この発症頻度は現在もほぼ同程度であり,20 代で約10%,30 代で 20%,40 代で30%,50代以降で 40 数%と年齢とともに高くなる。

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

私も前頭部・頭頂部の頭髪が軟毛化して細く短くなる症状でした。

確かに,ハゲを気に始めた初期はだんだんと髪質悪くなっていったんですよね(チリチリする感じ?)

改めてこのガイドラインを見るとAGAドンピシャに該当してたな~と思います。

AGAの発症頻度は全年齢平均で30%とのことで,20代に限ると10%(私は20代で発症しました)。

10%って意外と多いな~と思いました(10人に1人ですからね)。

でも自分の周りの20代でハゲてる人を見たことない気がするんですが・・・笑

 

AGAの発症頻度は全年齢平均で30%。20代に限ると10%。ハゲ仲間は意外と多い・・・!?

 

4.治療内容

(1)フィナステリドの内服

推奨度:A(男性型脱毛症),D(女性型脱毛症)

推奨文:男性型脱毛症にはフィナステリドの内服を行うよう強く勧める.一方,女性型脱毛症には行うべきではない

解説:フィナステリドは,テストステロンをより強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換する II 型5-α 還元酵素に対する阻害剤である。

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

フィナステリドは男性にのみ有効な治療法のようです。

以下,具体的な分析内容

3,927名の男性被験者を対象とした観察期間 12 カ月~24 カ月以上のシステマティック・レビューにおいて,脱毛部 1 ㎠ あたりの硬毛数は投与 6 カ月後(p<0.001),投与 24 カ月後(p<0.001)のいずれの時点でもフィナステリド投与群がプラセボ群より有意に増加していた。
 別の 801 名の「日本人」男性被験者を対象とした観察研究において,フィナステリド(1 mg/日)5 年間の内服継続により写真評価において効果が 99.4%の症例で得られた).40 歳未満の症例,重症度の低い症例でより高い効果を示した

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

まず,男性に関して

ファイナステリド投与後6か月,24か月のいずれの時点でも硬毛数が増加したという結果に。

また,5年間の内服継続で99.4%の人が写真を見て発毛を実感しているとのことです。

ほぼ100%に近い人が発毛を実感できているのはフィナステリドの有効性に信ぴょう性ありということですね。

その他,40歳未満の症例,重症度の症例でより高い効果を示したっていうのは大事ですよね。

つまり,

フィナステリドによるハゲ薄毛治療は症状が軽くて,若いうちにやったほうが高い効果を示す

ということです。

 

フィナステリドによる薄毛治療は,症状が軽くて,若いうちにやったほうが高い効果がある

 

続いて,女性へのフィナステリド投与に関して

 次いで女性型脱毛症に関しては,フィナステリド(1 mg/日)を用いた,137 名の女性被験者を対象とした観察期間 1 年のランダム化比較試験において 1 ㎠あたりの硬毛数はフィナステリド投与群で-8.7,プラセボ群で-6.6といずれも減少し,フィナステリド投与群とプラセボ群の間で有意差はなかった.さらにデュタステリド同様,妊婦に投与すると DHT の低下により男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼす恐れがあり,妊婦または妊娠している可能性のある女性,授乳中の女性への投与は禁忌である

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

女性へのフィナステリド投与は効果がないものとされている。

むしろ,フィナステリド投与により,男性胎児の生殖器官等にあるい影響を及ぼすことが確認されているため,妊婦や妊娠可能性のある女性へのフィナステリド投与は禁忌です。

 

女性へのフィナステリド投与は効果なし。妊婦や妊娠している可能性のある女性,授乳中の女性への投与は危険

 

また,フィナステリド投与期間について,

少なくとも 6 カ月程度は内服を継続し効果を確認すべきである.なお,内服を中止すると効果は消失する

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

フィナステリドは最低でも6か月間程度,内服を継続し,効果を確認すべきだそうです。

また,内服の継続が大事で,内服を中止すると効果が消失するので,内服薬治療の場合は,毎日忘れずに内服薬を飲みましょう。

 

ファイナステリドの内服は最低でも6か月程度続けましょう。また,内服の継続も大事なので,内服薬治療の場合は毎日忘れずに内服薬を飲み続けましょう。

 

(2)デュタステリドの内服

推奨度:A(男性型脱毛症),D(女性型脱毛症)

推奨文:男性型脱毛症にはデュタステリド内服を行うよう強く勧める.一方,女性型脱毛症には行うべきではない.

解説:デュタステリドは,テストステロンをより強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換する 5-α還元酵素の I 型,II 型両者に対する阻害剤である

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

フィナステリドが5-α還元酵素のⅡ型のみに効くのに対し,このデュタステリドはⅠ型,Ⅱ型の両方に効きます。

これもフィナステリドと同様に男性のみに有効なAGA治療になります。

 

デュタステリドもフィナステリド同様に男性のみに有効なAGA治療ですね。

 

以下,具体的な分析内容

デュタステリド 0.5 mg/日とフィナステリド1 mg/日を用いた,917名の男性被験者を対象とした観察期間 6 カ月のランダム化比較試験において,全毛髪数と毛直径の増加についてはデュタステリドの方が優れた効果を示したが,直径 60 μm 以上の硬毛数では両者間に有意な差がなかった.さらに,頭頂部および前頭部の写真評価のため,著明悪化-3 から著明改善+3の 7 ポイントスコアリングが行われ,治験担当者のスコアリングでは両群間に有意な差はなかったが,3 名のエキスパートパネルによる評価ではデュタステリドの方が優れた効果を示した.しかし,その点数差は頭頂部では 0.14,前頭部では 0.24 とわずかなものであった.したがって,両者の効果差については今後さらな
る検討を要する

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

まず,デュタステリドとフィナステリドを比較した試験では,全毛髪数と毛直径の増加についてはデュタステリドのほうが優れた効果を示したとのこと。

硬毛数ではデュタステリドとフィナステリドに有意な差は出ず。

頭頂部と前頭部の写真比較でもデュタステリドとフィナステリドに有意な差は出ず。

2017年時点ではデュタステリドとフィナステリドの発毛効果に明確な差はないようです。

個人的には,Ⅰ型・Ⅱ型両方の還元酵素に影響を与えるデュタステリドのほうがいい効果出るんじゃないかと思っていたのですが,全毛髪数と毛直径の増加数のみデュタステリドのほうが優れているという結果でしたね。

 

2017年時点では,デュタステリドとフィナステリドの発毛効果に明確な差はないみたい

 

次に,デュタステリドの副作用について

デュタステリドの副作用に関して,前述の国際臨床試験において,有害事象頻度はリビドー減少 3.3%,インポテンツ 5.4%,射精障害 3.3%,韓国の 712 例,平均観察期間 204.7 日の市販後調査では,リビドー減少 1.3%,インポテンツ 1%,射精障害 0.1%であった.他方,前述の国内非ランダム化試験例,52 週間では,リビドー減少 8.3%,インポテンツ 11.7%,射精障害 5.0%と比較的高率であった.以上より,投与にあたっては添付文書の記載をよく読んだ上で,性機能障害を含めた副作用についても十分な説明と同意が必要である

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

低確率ですが性機能障害の可能性が示されています。

デュタステリドの服用においては,適切な服用が必要で,性機能障害が起きた場合は医者に相談するなど注意しておきましょう。

 

ちなみに私もデュタステリドを服用していますが,今のところ性機能障害は出ていないです。

 

続いて,女性へのデュタステリド投与について

フィナステリド同様,妊婦に投与すると DHT の低下により男子胎児の生殖
器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあり女性への投与は禁忌である

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

フィナステリド同様に女性へのデュタステリド投与は禁忌とのこと。

(3)ミノキシジルの外用

推奨度:A

推奨文:ミノキシジル外用を行うよう強く勧める
(男性型脱毛症:5%ミノキシジル,女性型脱毛症:1%ミノキシジル)

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
 

ミノキシジルの外用は男女ともに有効なハゲ薄毛改善方法です。

 

以下,具体的な分析内容

まず男性型脱毛症に関しては,2%ミノキシジル液を用いた 5 件のランダム化比較試験を解析した,924名の男性被験者を対象とした観察期間 24 週のシステマティック・レビューにおいて,2%ミノキシジル群ではプラセボ群に比べ,脱毛部の総毛髪数がベースラインより平均で 20.90 本(95%信頼区間9.07~32.74)と有意に増加した.
 2%および 5%ミノキシジル液を比較したランダム化比較試験は 2 報あり,そのうち症例数が多い 393名の男性被験者を対象とした,観察期間 48 週までのランダム化比較試験において,脱毛部 1 ㎠内の非軟毛(nonvellus hair)数のベースラインからの増加は,プラセボ群が平均 3.9 本,2%ミノキシジル群が平均 12.7本,5%ミノキシジル群が平均 18.6 本で,5%ミノキシジル群で他の 2 群に比し有意に(対プラセボ p<0.001,対 2% p=0.025)増加した.
 また,国外ではフォーム(泡)型のミノキシジルも使用されている.フォーム(泡)型 5%ミノキシジルを用いた,症例数が最も多い 352 名の男性被験者
を対象とした観察期間 16 週までのランダム化比較試験において,脱毛部 1 ㎠ 内の毛髪数のベースラインからの増加は,プラセボ群が平均 4.7 本だったのに対し,フォーム(泡)型 5%ミノキシジルは平均 20.9 本と,有意(p<0.0001)に増加した.
 国内では,1%,および 5%ミノキシジル液を用いた,300 名の男性被験者を対象とした観察期間 24 週までのランダム化比較試験が行われ,脱毛部 1 ㎠ 内の非軟毛数のベースラインからの増加は,1%ミノキシジル群が平均 21.2 本,5%ミノキシジル群が平均 26.4本と,5%ミノキシジル使用群で有意(p=0.02)に増加した.

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

まず,男性のミノキシジルの外用に関して,内容をまとめると

✔2%ミノキシジル液で毛髪が有意に増加した

✔2%ミノキシジル液と5%ミノキシジル液を比較すると5%ミノキシジルのほうが増毛効果が高い

✔フォーム(泡)型5%ミノキシジルで毛髪が有意に増加した

 

5%ミノキシジル液あるいはフォーム(泡)型ミノキシジルでより一層発毛が期待できる

 

次に女性へのミノキシジルの外用について

 次いで女性型脱毛症に関しては,1%,2%,および5%ミノキシジルを用いた 8 件のランダム化比較試験を解析した,1,242名の女性被験者を対象とした観察期間 24~32 週のシステマティック・レビューにおいて,ミノキシジルの有効性が明らかになった.すなわち,ミノキシジル群では,プラセボ群に比べ,脱毛部 1 ㎠内の毛髪数が平均で 13.18 本(95%信頼区間 10.92~15.44)と増加した.有害事象については,4 件,計 725名のランダム化比較試験を解析した結果,1%ミノキシジル群で相対危険度 1.12(95%信頼区間 0.61~2.06),2%ミノキシジル群で相対危険度 1.24(95%信頼区間0.82~1.87),5%ミノキシジル群で相対危険度 2.05(95%信頼区間 0.96~4.37)だった.
 また,2%ミノキシジルと 5%ミノキシジルを用いた3 件のランダム化比較試験を解析した,631 名の女性被験者を対象とした観察期間 26~52 週のシステマティック・レビューにおいて,2%ミノキシジル群では5%ミノキシジル群に比べ脱毛部 1 ㎠内の総毛髪数が平均で 2.12 本少なかった(95%信頼区間 5.47~1.23)が,両者の間に有意差はなかった.
 また,有害事象についても 4 件,計 1,006 名のランダム化比較試験を解析した結果,相対危険度 1.02(95%信頼区間 0.91~1.20)で両者の間に有意差はなかった.しかし,以上の毛髪数の増加,および有害事象の解析のエビデンスの質は低く,さらなる検討が必要である.
 なお,国内では 2%ミノキシジル液を用いた臨床試験はなされていないが,1%ミノキシジル液を用いた,280 名の女性被験者を対象とした観察期間 24 週までのランダム化比較試験が行われ,脱毛部 1 ㎠ 内の非軟毛数のベースラインからの増加は,プラセボ群が平均2.03 本,1%ミノキシジル群が平均 8.15 本と,1%ミノキシジル群はプラセボ群に対して有意な(p<0.001)発毛促進効果を示した

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

まとめると

✔ミノキシジルは女性の発毛に効果あり

✔ミノキシジル液の濃度が上がるにつれて,相対危険度が増していく

✔2%ミノキシジル液と5%ミノキシジル液には発毛効果に有意な差はない

✔1%ミノキシジル液でも有意な発毛促進効果が見られる

 

フィナステリド・デュタステリドは女性への発毛効果が見られませんでしたが,ミノキシジルは女性にも発毛効果が見られました。

 

次に,ミノキシジル外用の副作用について

ミノキシジルの有害事象として,男女を通して瘙痒,紅斑,落屑,毛包炎,接触皮膚炎,顔面の多毛などが報告されている.2%および 5%ミノキシジル液を比較した,393 名の男性被験者を対象とした,観察期間 48週までのランダム化比較試験では,瘙痒,接触皮膚炎といった皮膚症状の出現率は 5%ミノキシジル群で
6%と,2%ミノキシジル群(2%),プラセボ群(3%)より高かった.
 また,2%ミノキシジル(1 日 2 回)および 5%ミノキシジル(1 日 2 回)を用いた,381 名の女性被験者を対象とした観察期間 48 週までのランダム化比較試験において,皮膚症状の出現率は 5%ミノキシジル群で14%と,2%ミノキシジル群(6%),プラセボ群(4%)より高かった.一方,2%ミノキシジル(1 日 2 回)および 5%ミノキシジル(1 日 1 回)を用いた,113 名の女性被験者を対象とした観察期間 24 週までのランダム化比較試験では,皮膚症状の出現率は 5%ミノキシジル群の方が 2%ミノキシジル群より有意に(p=0.046)低かった.そのため,両者の有害事象については,まだ見解が一致していない

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

ミノキシジル外用の副作用として

瘙痒,紅斑,落屑,毛包炎,接触皮膚炎,顔面の多毛など

があります。

男性の比較試験では5%ミノキシジル液のほうが,2%ミノキシジル液よりも皮膚症状の出現率が高いようです。

女性の比較試験ではミノキシジルの濃度によっても,皮膚症状の出現率にばらつきがあるようです。

 

ミノキシジル外用の副作用として,瘙痒,紅斑,落屑,毛包炎,接触皮膚炎,顔面の多毛などがあります。

 

 以上のように,ミノキシジル外用の発毛効果に関して,高い水準の根拠があるので,男性型脱毛症に 5%ミノキシジル,また女性型脱毛症に 1%ミノキシジルを外用するよう強く勧める

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

以上より,男性型AGAには5%ミノキシジル,女性型AGAには1%ミノキシジルの外用が推奨されています。

(4)植毛(自毛植毛と人工毛植毛)

推奨度:自毛植毛術は B(男性型脱毛症),C1(女性型脱毛症).人工毛植毛術は D.

推奨文:男性型脱毛症には自毛植毛術を行うよう勧める.女性型脱毛症には自毛植毛術を行ってもよい.一方,男性型脱毛症・女性型脱毛症ともに人工毛植毛術を行うべきでない.

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
 

自毛植毛に関して,男性には行うよう推奨,女性にはおこなってもよいといったスタンスです。人工毛植毛に関しては男性・女性ともに行うべきではないとされています。

 

以下,具体的な分析内容

Beehner は著書の中で複数の報告を検討し,自毛植毛術は 82.5%以上という高い生着率が得られることを記載している.
 一方,人工毛植毛術については,過去に多くの有害事象の報告があるため,米国の食品医薬品局(Food and Drug Administration)は人工毛自体を有害器具として指定し,人工毛の使用を事実上禁じている.
 また,人工毛植毛術の有用性に関して,1 件の症例集積試験が実施されている.人工毛(biofibre®)を用いた,133 名の被験者を対象とした観察期間 3 年間の症例集積試験において,91.4%の症例では人工毛の脱落が10%以下,7.8%の症例で15%,0.8%の症例で20%の脱落であったと報告されているものの,長期間にわたり利益が危険性を上回るとする根拠は乏しい

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

自毛植毛の生着率は82.5%と高い数字になっています。

人工毛植毛に関しては有害事象の報告が多数あり,アメリカの食品医薬品局が人工毛を禁止するほどです。

人工毛植毛に関して,症例試験が行われていますが,長期間にわたり,人工植毛から得られる利益が危険性を上回っているとする根拠に乏しいようです。

 

人工植毛は有害事象報告が多数あり。安全性の根拠も乏しい。

 

以下,植毛の利用に関して

 以上のように,国内外における自毛植毛術の膨大な診療実績を考慮し,フィナステリド及びデュタステリド内服やミノキシジル外用による効果が十分でない症例に対して,他に手段がない状況において,十分な経験と技術を有する医師が施術する場合に限り.男性型脱毛症には自毛植毛術を行うよう勧め,女性型脱毛症には行ってもよいこととする.しかし,日本国内で人工毛植毛術を施行することに医療法上の問題はないが,有害事象の発生を看過できないため,安全性に関する高い水準の根拠が得られるまでは,原則として人工毛植毛術を行うべきではない.

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

フィナステリド・デュタステリドの内服,ミノキシジル外用で効果がない場合で,他に手段がないときに自毛植毛を検討すべきとしています。

注意

一方で,人工毛植毛に関しては,日本国内では医療法上の問題はないものの,安全性の根拠に乏しいので,人工毛植毛を行うべきではないとしています。

 

フィナステリド・デュタステリド内服,ミノキシジル外用などいろいろ試してみてだめな場合に自毛植毛を検討してみては・・・?
人工毛植毛に関しては,安全性の根拠が得られてから治療を検討してみましょう。

 

(5)LED および低出力レーザー照射

推奨度:B

推奨文:LED及び低出力レーザー照射を行うよう勧める.

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

私もLEDレーザー照射を毎日行っているので気になっていました!

推奨度はBということで,なかなか良い推奨度ですね。

 

LED および低出力レーザー照射は有効な発毛手段。LED照射を行っている筆者も安心しました。

 

以下,分析内容

 先ず男性型脱毛症に関して,655 nm 低出力レーザー・(週 3 回照射)を用いた,110 名の男性被験者を対象とした観察期間 26 週間のランダム化試験において,低出力レーザー照射群では照射前に比較して毛髪数は 19.8 本/㎠増加し,コントロール群(対象赤色光源)では 7.6 本/㎠ 減少した.またレーザー照射後の副作用は 4 例で軽度の照射部の異常知覚,4 例で軽度の蕁麻疹が生じた.
 次いで女性型脱毛症に関して,9-beamレーザー照射装置(655 nm)と 12-beam レーザー照射装置(6beam635 nm,6beam-655 nm)(週 3 回照射)を用いた,女性122名の被験者を対象とした観察期間26週間のランダム化試験において,成長期毛の数は,女性において 9-beam レーザー照射群は 20.2 本/㎠(コントロール群 2.8 本/㎠),12-beam レーザー照射群は 20.6 本/㎠(コントロール群 3.0 本/㎠)と有意に増加していた.また男性でも同様に有意にレーザー照射群の毛髪が増加していた.レーザー照射後の副作用は,照射部皮膚の乾燥が 5.1%,瘙痒が 2.5%,瘙痒が 1.3%,ひりつきが 1.3%,温熱感が 1.3%であった.

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

男性・女性ともにレーザー照射によって,有意な発毛が見られています。

副作用には「照射部皮膚の乾燥・瘙痒・瘙痒・ひりつき・温熱感」が挙げられていますが,どれも低確率です。

ちなみに私もLED照射を行っていますが,ひどく副作用を感じたことはありません。

 

レーザー照射では男性・女性ともに有意な発毛が見られます。

 

(6)アデノシンの外用

推奨度:B(男性型脱毛症),C1(女性型脱毛症)

推奨文:男性型脱毛症にはアデノシンの外用を行うよう勧める.女性型脱毛症には行ってもよい.

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

育毛剤の成分でよく聞くアデノシンです。

男性・女性ともに発毛効果はあるようです。

以下,具体的な分析内容

 先ず男性型脱毛症に関して,0.75%アデノシン配合ローションを用いた,101 名の男性被験者を対象とした観察期間 6 カ月間のランダム化比較試験において,毛髪径・軟毛率・太毛率の中等度改善以上の改善率は,アデノシン配合ローション群は51名中41名(80.4%),対照群は 50 名中 16 名(32.0%)であった.
 また,0.75%アデノシン配合ローションを用いた,38 名の男性被験者を対象とした観察期間 6 カ月間のランダム化比較試験において,アデノシン配合ローション群では対照群と比較して,毛髪径 40 μm 未満の軟毛率が有意に減少(P=0.0154),毛髪径 60 μm 以上の太毛率が有意に増加(P<0.0001),さらには頭髪の密度も有意に増加していた(P=0.0470)

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

まず,男性のアデノシン外用に関して,

6か月間の比較試験では,毛髪径・軟毛率・太毛率の改善率がアデノシン配合のローションで80%超え(比較対照群は32%)

別の比較試験でも軟毛率が有意に減少し,太毛率が有意に増加,さらに頭髪の密度も有意に増加するという結果に。

 

男性の場合,アデノシン配合のローションで軟毛率の減少,太毛率の増加,頭髪の密度の増加など十分な発毛効果が見られた。

 

次に女性のアデノシン外用に関して

 次いで女性型脱毛症に関して,0.75%アデノシン配合ローションを用いた,30 名の女性被験者を対象とした観察期間 12 カ月間のランダム化比較試験において,成長期毛伸長率と太毛率は,アデノシン含有ローション群で軽度改善以上が 13 名中 11 名(85%)であり,プラセボ群の 14 名中 5 名(36%)に比較して有意に改善度が増加していた.成長期毛伸長率と毛髪径 80 μm以上の太毛率は,使用 6 カ月後,12 カ月後の時点で,アデノシン含有ローション群で有意に増加していた

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

女性もアデノシンを外用することにより,成長期毛伸長率・太毛率が有意に増加しています。

 以上のように,アデノシンの発毛効果に関しては,男性に対する有効性を示す十分な根拠があるため,外用療法を行うよう勧める.一方,女性に対する有効性を示す根拠はまだ不足しているが,副作用が軽微な点や女性用の製品が販売されている点も考慮し,外用療法を行ってもよいことにする

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

アデノシンの発毛効果は男性には有効性を示す根拠があるので推奨度はBとなっています。

一方で女性に関しては有効性を示す根拠がまだ不足していますが,副作用が軽微な点等を踏まえ,推奨度はC1となっています。

 

アデノシンの外用に関して,男性には有効であるとする根拠あり。女性については,まだ根拠が不足しているが,副作用が軽微な点等を踏まえ,使用しても良い(C1)と評されています。

 

5.まとめ

B(勧める)以上の評価を得ているaga治療法は

aga治療内容 推奨度
フィナステリド内服 A(男性のみ)(強く勧める)
デュタステリド内服 A(男性のみ)(強く勧める)
ミノキシジル外用 A(男女ともに)(強く勧める)
植毛 B(自毛植毛で男性のみ)(勧める)
LEDおよび低出力レーザー B(男女ともに)(勧める)
アデノシン外用 B(男性のみ)(勧める)

その他のAGA治療方法はまとめ【その2】で紹介します。

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eggtomo

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20代で薄毛に悩み始め,25歳になり,AGAスキンクリニックにてAGA治療を開始しました。現在はある程度髪の毛が生えてきて,自分に自信が持てるようになりました。

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